兵庫県西宮市塩瀬町名塩

2021年04月05


近畿エリアの滝に戻る

Road Map :カーナビに西宮市東台5丁目を入力すれば 名塩中央公園に行ける。
Route Map:名塩中央公園の駐車場から南に向けて下って行く。
近畿エリアの滝』  駐車場から5分で見れるのが何より最高。
名塩下滝
  ネットで見る写真では多くのタキラーが ”名塩下滝”を下流側から撮っていたが、下流側は大きく深い淵に阻まれて、滝の正面からは撮れない様だ。
危険を冒して崖下りをするより、遊歩道から撮影で済ますのが無難だったのかも知れない。 しかし、滝下に下りたかったなー!
西宮名塩新興住宅地、斜行エレベータ
  西宮で生まれ育ち、1975年まで西宮に住んでいたが、当時、名塩は西宮とは思えない程の山奥であり、六甲山系南側の西宮市街地から行く人は殆ど居ない秘境の地であった。 それが1991年頃に大阪への通勤圏として大規模宅地開発が行われ、山の斜面の宅地開発だったので、宅地開発と同時に、高低差60mの
斜行エレベータが設置されたらしい。 それに今日乗ることが出来た。
名塩下滝 (落差10m)
  ”名塩の三滝”と同様に西宮市の滝を検索して出て来たのが ”名塩下滝”であり、ネットでの写真を見る限りでは地層に沿った斜めに流れる3条の滝らしいので ”名塩の三滝”と合せて訪れることにした。 しかし、遊歩道から滝の下流側に下りる道は無く、崖下りが必要な様で、どこまで見ることが出来るのか心配ではあった。
なじおしもたき
散策時間:途中で沢に下りたり、行き過ぎて桜の広場まで行ったり、国道に出てし
          まい道間違いをして、予定になかった斜行エレベータで戻ったので累計
          2時間37分の歩きになってしまった。
名塩中央公園の北側入口に無料の広い駐車場がある。
塩瀬中央公園の北入口にある広い駐車場に車を停める。
この横には体育館が建っていた。
体育館前に立っていた簡易地図には滝の位置は書かれていなかった。
この地図は右側が北なので、要注意である。
どんどん下って行くので復路の上り返しがつらそうだ。
広い公園の西端の遊歩道を下って行く。
まだサクラの花が少し残っていた。ット
よく見ていなかったが、ツツジだろうか?
長い階段道下りが終わり、名塩川沿いの遊歩道に下り立つ。
大きな沢音が聞こえて来たので、滝があるかも知れないと薮の中に入って見る。
薮の中は踏み跡がある様な、無い様な状態であり、藪扱きしながら崖を下って行く。
眼下に渓流が見え出したが、ここは垂直の崖なので上流側に迂回する。
下流側には大きな滝がある感じであったが、滝口に行くのが困難であった。
適当に沢(名塩川)に下り立ち、上流側を見ると小さい滝があるだけだった。
無理はしないが鉄則なので、滝口に近付くのはここまでとしておく。
結局、滝の姿を見ることが出来なかった。
遊歩道の途中にあった簡易地図にも滝の位置は書かれていなかった。
今歩いているのが ”山道コース”らしい。
テニスコートの下を廻り込んで行く。
更に階段道を下って行く。
一瞬、遊歩道が無くなったかと思ったが、矢印の所から続きはあった。
沢沿いの遊歩道に出た。 ”塩瀬下滝”はこの付近にあるはずである。
遊歩道に出て右側の上流方向に歩いてみる。
樹林越しではあるが、遊歩道から三条に流れ落ちる落差10mの ”名塩下滝”を見ることが出来た。
しかし、目的はこのショットではなく、滝の下流側から ”名塩下滝”を見ることである。
遊歩道から見る ”名塩下滝”は樹林越しなので、少し見る位置を変えると見える滝の範囲が変わって来る。
遊歩道を上流側に少し歩くと、右岸に渡る橋が架かっていた。
橋の手前から沢に下りられそうだったので、沢に下りてみる。
沢(名塩川)に下り立ち、上流側を見ると、特に大きな滝は見られなかった。
橋の下を潜り、下流側に行って見ると、”名塩下滝”の滝口が見えたが、
手前に深く大きな淵があり、滝口まで行く手立てがなかった。
左岸にコンクリートの補強があるのは、この後に気付く。
両岸は切り立った岩であり、沢沿いに滝口に行くのは諦める。
”名塩下滝”の位置は判り、下流側から滝を見るには、急峻な崖を下る。
とのことらしいので、崖下りをする場所を探しに、立入禁止の小径に入って見る。
ロープを跨いで小径に入ってみると、いい感じで沢に下って行くが、
農作業をしているおばさんとばったり出くわしてしまった。 滝を見たいのでと
謝って、沢への道を聞くと、道はないので、その辺を下るだけの返答だけだった。おばさんは迷惑そうだったので、崖下りは諦めた。
更に下流側に遊歩道を歩いて見るが、沢に下りられそうな所はなかった。
”桜の広場”に出てしまったので、ここで引返すことにした。
今期最後のサクラが頑張ってさいていた。
もう一度、遊歩道から ”名塩下滝”が見える位置に戻って来る。
その後、橋で右岸に渡り、滝口に行ける場所を探してみる。
3本ある滝の流れは、それぞれが深く削り込まれているので、
ここからは右岸の1本しか見えなかった。 滝口の動画。
右岸側から滝口に行くことが出来たが、危険回避のリミッターが作動して、
この程度しか覗けなかった。
危険回避のリミッターを緩めて、右岸1本の全体を見ることが出来た。
左岸側、中央の2本は、ここからはまったく見えなかった。
右岸側から引き上げる時に左岸側を見ると、コンクリートの補強?が滝口まで伸びていることに気付いた。
あれを辿れば、左岸側の滝口を見ることが出来るかも知れない。
左岸から沢に下りて、コンクリートの補強壁を歩くことが出来たが、途中に土砂が盛り上がった地点があり、土砂を片付けないと滑り落ちる可能性が大だったので、危険回避リミッターが作動して、残念ながらここで諦めて引き返すことにした。 良い方法だと思ったのだが・・・
遊歩道の橋を渡ってから、そのまま進むと国道に出てしまった。
道間違いをしながら町の中をウロウロしていると、斜行エレベータが
見えたので、あれに乗って公園に戻ることにした。
斜行エレベータの乗り口は、JR名塩駅の構内を抜けて行く必要があるらしい。
昔から知っている斜行エレベータであるが、初めて乗るのでワクワクした。
両側が斜行エレベータで、間に途方も長い階段が設けられていた。
付近の住人は通勤、通学で毎日使っている様で、
初めて乗ったおいらだけが記念写真を撮っていた。
斜行エレベータを使っても、公園の駐車場までは遠かった。